もらえるお金（おかね）（国民年金（こくみんねんきん））

次（つぎ）の種類（しゅるい）があります。

国民年金（こくみんねんきん）や厚生年金保険（こうせいねんきんほけん）に入（はい）っていた人（ひと）が、65歳（さい）になると、老齢基礎年金（ろうれいきそねんきん）をもらえます。
老齢基礎年金（ろうれいきそねんきん）をもらえる人（ひと）とは、保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）や免除（めんじょ）された期間（きかん）などが、全部（ぜんぶ）で10年（ねん）以上（いじょう）ある人（ひと）です。
厚生年金保険（こうせいねんきんほけん）に入（はい）っていた人（ひと）は「年（とし）をとったときにもらえるお金（おかね）（老齢厚生年金（ろうれいこうせいねんきん））」も見（み）てください。

40年間（ねんかん）保険料（ほけんりょう）を払（はら）った人（ひと）が1年間（ねんかん）にもらえる金額（きんがく）は、831,700円（えん）です。
ただし、1956年（ねん）4月（がつ）1日（にち）までに生（う）まれた人（ひと）は829,300円（えん）です。
保険料（ほけんりょう）を何年（なんねん）払（はら）ったか、免除（めんじょ）された期間（きかん）が何年（なんねん）あるかなどで決（き）まります。
次（つぎ）の式（しき）で計算（けいさん）します。
｛（1）＋（2）＋（3）＋（4）＋（5）｝÷40年（ねん）×831,700円（えん）
（1）保険料（ほけんりょう）を払（はら）った月（つき）の数（かず）
（2）全額免除（ぜんがくめんじょ）を受（う）けた月（つき）の数（かず）×4/8
（3）1/4の保険料（ほけんりょう）を払（はら）った月（つき）の数（かず）×5/8
（4）1/2の保険料（ほけんりょう）を払（はら）った月（つき）の数（かず）×6/8
（5）3/4の保険料（ほけんりょう）を払（はら）った月（つき）の数（かず）×7/8

年金事務所（ねんきんじむしょ）または街角（まちかど）の年金相談（ねんきんそうだん）センターで手続（てつづ）きをします。
持（も）っていくものは、手続（てつづ）きをする方（かた）の状況（じょうきょう）によって異（こと）なります。
詳（くわ）しくは、年金事務所（ねんきんじむしょ）に聞（き）いてください。

年（とし）をとったときにもらえるお金（かね）は、ふつうは65歳（さい）からもらうことができます。
ただ、60歳（さい）から75歳（さい）までの間（あいだ）で、いつからお金（かね）をもらうか選（えら）ぶこともできます。
一度（いちど）もらい始（はじ）める年齢（ねんれい）を選（えら）ぶと、後（あと）から変（か）えることはできません。

年金（ねんきん）をふつうより早（はや）く（60歳（さい）から64歳（さい）までの間（あいだ））もらい始（はじ）めると、65歳（さい）からもらうときに比（くら）べて、もらうお金（かね）が少（すく）なくなります。

年金（ねんきん）をふつうより遅（おそ）く（66歳（さい）から75歳（さい）までの間（あいだ））もらい始（はじ）めると、65歳（さい）からもらうときに比（くら）べて、もらうお金（かね）が多（おお）くなります。

「もらうお金（おかね）を増やす（ふやす）（付加年金（ふかねんきん））」を見（み）てください。

病気（びょうき）やけがで障害（しょうがい）が残（のこ）ったときにもらえます。
厚生年金保険（こうせいねんきんほけん）に入（はい）っていた人（ひと）は「障害（しょうがい）がある人（ひと）がもらえるお金（おかね）（障害厚生年金（しょうがいこうせいねんきん）と障害手当金（しょうがいてあてきん））」も見（み）てください。

次（つぎ）のぜんぶに当（あ）てはまる人（ひと）です。

1. 病気（びょうき）やけがではじめて病院（びょういん）にかかった日（ひ）が、次（つぎ）のどれかに当（あ）てはまる
   • 国民年金（こくみんねんきん）に入（はい）っている期間（きかん）
   • 0歳（さい）から19歳（さい）までの期間（きかん）
   • 60歳（さい）から64歳（さい）までの期間（きかん）
2. 障害（しょうがい）の状態（じょうたい）が、法律（ほうりつ）で決（き）められた次（つぎ）のどちらかの状態（じょうたい）にある
   • 「障害（しょうがい）の等級（とうきゅう）が1級（きゅう）」
   • 「障害（しょうがい）の等級（とうきゅう）が2級（きゅう）」
3. 病気（びょうき）やけがではじめて病院（びょういん）にかかった日（ひ）の前（まえ）の日（ひ）の時点（じてん）で、次（つぎ）のどちらかに当（あ）てはまる（0歳（さい）から19歳（さい）までの間（あいだ）にはじめて病院（びょういん）にかかったときは、この条件（じょうけん）に当（あ）てはまる必要（ひつよう）はありません）
   • 年金（ねんきん）に入（はい）った月（つき）から、はじめて病院（びょういん）にかかった月（つき）の2カ月前（げつまえ）までの期間（きかん）のうち、2/3以上（いじょう）、保険料（ほけんりょう）を払（はら）ったり免除（めんじょ）を受（う）けたりしている
   • はじめて病院（びょういん）にかかった月（つき）の1年（ねん）2カ月前（げつまえ）から2カ月前（げつまえ）までの1年間（ねんかん）、保険料（ほけんりょう）を払（はら）ったり免除（めんじょ）を受（う）けたりしている

人（ひと）の助（たす）けを借（か）りないとふだんの生活（せいかつ）のほとんどのことができない状態（じょうたい）です。

人（ひと）の助（たす）けを借（か）りる必要（ひつよう）はないが、ふだんの生活（せいかつ）がとてもむずかしく、はたらいて給料（きゅうりょう）をもらうことができない状態（じょうたい）です。

もらえるお金（かね）は、障害（しょうがい）の状態（じょうたい）によって決（き）まります。

障害（しょうがい）の等級（とうきゅう）が1級（きゅう）の人（ひと）が1年間（ねんかん）にもらえる金額（きんがく）は、1,039,625円（えん）です。
ただし、1956年（ねん）4月（がつ）1日（にち）までに生（う）まれた人（ひと）は1,036,625円（えん）です。

障害（しょうがい）の等級（とうきゅう）が2級（きゅう）の人（ひと）が1年間（ねんかん）にもらえる金額（きんがく）は、831,700円（えん）です。
ただし、1956年（ねん）4月（がつ）1日（にち）までに生（う）まれた人（ひと）は829,300円（えん）です。

子（こ）どもがいる場合（ばあい）は次（つぎ）の金額（きんがく）を加（くわ）えます。
1人目（にんめ）と2人目（にんめ）：それぞれ239,300円（えん）
3人目以上（にんいじょう）：それぞれ79,800円（えん）

年金事務所（ねんきんじむしょ）または街角（まちかど）の年金相談（ねんきんそうだん）センターで手続（てつづ）きをします。
持（も）っていくものは、手続（てつづ）きをする方（かた）の状況（じょうきょう）によって異（こと）なります。
詳（くわ）しくは、年金事務所（ねんきんじむしょ）に聞（き）いてください。

国民年金（こくみんねんきん）に入（はい）っている人（ひと）などが亡（な）くなったときに、その人（ひと）が生活（せいかつ）に必要（ひつよう）なお金（かね）を出（だ）していた家族（かぞく）がもらいます。
亡（な）くなった人（ひと）が厚生年金保険（こうせいねんきんほけん）に入（はい）っていたときは、「年金（ねんきん）に入っていた人（はいっていたひと）が亡くなった（なくなった）ときに家族（かぞく）がもらえるお金（おかね）（遺族厚生年金（いぞくこうせいねんきん））」も見（み）てください。

次（つぎ）のいずれかに当（あ）てはまるときにもらうことができます。

1. 国民年金（こくみんねんきん）に入（はい）っているときに亡（な）くなった
2. 国民年金（こくみんねんきん）に入（はい）っていた60歳（さい）から64歳（さい）までの人（ひと）で、日本（にほん）に住（す）んでいる人（ひと）が亡（な）くなった
3. 老齢基礎年金（ろうれいきそねんきん）をもらうことができ、保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）などがぜんぶで25年（ねん）以上（いじょう）ある人（ひと）が亡（な）くなった
4. 保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）などがぜんぶで25年（ねん）以上（いじょう）ある人（ひと）が亡（な）くなった

1または2のときは、亡（な）くなった日（ひ）の前（まえ）の日（ひ）の時点（じてん）で、次（つぎ）のどちらかに当（あ）てはまることが必要（ひつよう）です。

• 年金（ねんきん）に入（はい）った月（つき）から、亡（な）くなった月（つき）の2カ月前（げつまえ）までの期間（きかん）のうち、2/3以上（いじょう）、保険料（ほけんりょう）を払（はら）ったり免除（めんじょ）を受（う）けたりしている
• 亡（な）くなった月（つき）の1年（ねん）2カ月前（げつまえ）から2カ月前（げつまえ）までの1年間（ねんかん）、保険料（ほけんりょう）を払（はら）ったり免除（めんじょ）を受（う）けたりしている

夫（おっと）か妻（つま）、または子（こ）どもがもらうことができます。
夫（おっと）か妻（つま）がもらうときは、次（つぎ）のどちらかに当（あ）てはまる子（こ）どもがいる必要（ひつよう）があります。

• 18歳（さい）になってから最初（さいしょ）の3月（がつ）31日（にち）が過（す）ぎる前（まえ）の子（こ）ども
• 19歳（さい）までで一定（いってい）の障害（しょうがい）を持（も）つ子（こ）ども

1年間（ねんかん）にもらえる金額（きんがく）は次（つぎ）のとおりです。

子（こ）どもが1人（にん）のとき

1,071,000円（えん）（831,700円（えん）※＋239,300円（えん）＝1,071,000円（えん））

子（こ）どもが2人（にん）のとき

1,310,300円（えん）（831,700円（えん）※＋239,300円（えん）＋239,300円（えん）＝1,310,300円（えん））

子（こ）どもが3人以上（にんいじょう）のとき

子（こ）どもが2人（にん）のときの金額（きんがく）に、子（こ）どもが1人（にん）増（ふ）えるごとに79,800円（えん）を足（た）した金額（きんがく）
※1956年（ねん）4月（がつ）1日（にち）までに生（う）まれた人（ひと）は、829,300円（えん）です。

年金事務所（ねんきんじむしょ）または街角（まちかど）の年金相談（ねんきんそうだん）センターで手続（てつづ）きをします。
持（も）っていくものは、手続（てつづ）きをする方（かた）の状況（じょうきょう）によって異（こと）なります。
詳（くわ）しくは、年金事務所（ねんきんじむしょ）に聞（き）いてください。

寡婦年金（かふねんきん）とは、年金（ねんきん）に入（はい）っていた夫（おっと）が亡（な）くなったときに、妻（つま）がもらうお金（かね）です。
亡（な）くなった夫（おっと）は、第（だい）1号（ごう）被保険者（ひほけんしゃ）として、保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）と免除（めんじょ）を受（う）けた期間（きかん）の合計（ごうけい）が10年（ねん）以上（いじょう）必要（ひつよう）です。
妻（つま）は、夫（おっと）と結婚（けっこん）が続（つづ）いていた期間（きかん）が10年以上（ねんいじょう）あり、妻（つま）の生活（せいかつ）に必要（ひつよう）なお金（かね）のほとんどを夫（おっと）が出（だ）していた場合（ばあい）にもらうことができます。
夫（おっと）が障害基礎年金（しょうがいきそねんきん）をもらっていると、妻（つま）は寡婦年金（かふねんきん）をもらうことはできません。

60歳（さい）から64歳（さい）までもらうことができます。

夫（おっと）の老齢基礎年金（ろうれいきそねんきん）の金額（きんがく）を3/4倍（ばい）した金額（きんがく）です。

年金事務所（ねんきんじむしょ）または街角（まちかど）の年金相談（ねんきんそうだん）センターで手続（てつづ）きをします。
持（も）っていくものは、手続（てつづ）きをする方（かた）の状況（じょうきょう）によって異（こと）なります。
詳（くわ）しくは、年金事務所（ねんきんじむしょ）に聞（き）いてください。

死亡一時金（しぼういちじきん）とは、年金（ねんきん）に入（はい）っていた人（ひと）が、年金（ねんきん）を受（う）け取（と）らずに亡（な）くなったときに、家族（かぞく）がもらうお金（かね）です。
亡（な）くなった人（ひと）は、第（だい）1号（ごう）被保険者（ひほけんしゃ）として保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）が36カ月（げつ）以上（いじょう）必要（ひつよう）です。
老齢基礎年金（ろうれいきそねんきん）や障害基礎年金（しょうがいきそねんきん）をもらっていると、死亡一時金（しぼういちじきん）をもらうことはできません。

保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）の計算（けいさん）にあたり、1/4納付（のうふ）は「1/4カ月（げつ）」、1/2納付（のうふ）は「1/2カ月（げつ）」、3/4納付（のうふ）は「3/4カ月（げつ）」として計算（けいさん）します。

保険料（ほけんりょう）を払（はら）った期間（きかん）に応（おう）じて決（き）まり、120,000円（えん）から320,000円（えん）です。

年金事務所（ねんきんじむしょ）または街角（まちかど）の年金相談（ねんきんそうだん）センターで手続（てつづ）きをします。
持（も）っていくものは、手続（てつづ）きをする方（かた）の状況（じょうきょう）によって異（こと）なります。
詳（くわ）しくは、年金事務所（ねんきんじむしょ）に聞（き）いてください。

「脱退一時金（だったいいちじきん）／日本からはなれるときにもらえるお金／Lump-sumWithdrawalPayments」を見てください。