日本年金機構の職員や委託事業者などと称して、現金を詐取する「不審な電話や訪問」にご注意ください
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更新日:2024年3月26日
まず、ここにご注意ください!!
- 電話や訪問により、預貯金額や口座番号、職業や家族構成などの個人情報をお聞きすることはありません。
- 公的年金について、電話や訪問をすることがあるのは、日本年金機構及び当機構が業務委託を行っている委託事業者(※参照)だけです。職員及び委託事業者が訪問する際は、必ず日本年金機構が発行した写真付き身分証明書を携行し、お客様に提示いたします。
- 委託事業者など、日本年金機構の職員以外が訪問により現金をお預かりすることはありません。職員が自宅へ訪問して現金をお預かりする場合は、その場で「領収証書」を発行します。
- 日本年金機構の職員が行う公的年金の手続き・年金証書などの再発行には手数料は一切かかりません。
※民間事業者への委託について
日本年金機構は、民間事業者に業務委託を行って、全国各地で『国民年金保険料に関する納付のご案内』を実施しています。(法律に基づく民間委託)
詳しくは、「国民年金保険料のご案内は、民間事業者に委託しています」をご覧ください。
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怪しいなと感じたら・・・
- 即答を避け、相手の名前や所属、電話番号を確認し、一旦電話を切ってください。
- 口座番号等の個人情報を話したり、現金を支払ったり、振り込みをせずに、お近くの年金事務所(全国の相談・手続き窓口)へお問い合わせください。
これまでに寄せられた「不審な電話や訪問のケース」
個人情報を聞き出すもの
1.日本年金機構の職員を名乗り、「年金の支払いのために年齢や預貯金額、家族構成を教えなければ、年金の支給を差し止める」と言われた。
ここがポイント!!
- 電話や訪問で、年齢や預貯金額、家族構成などの個人情報をお聞きすることはありません。
- 電話や訪問による質問に答えないことによって年金の支給を差し止めることはありません。
2.運送会社を名乗り、「年金関係の荷物を預かっているが、配達できないので、職業や会社名を教えてほしい」などと言われた。
ここがポイント!!
- 日本年金機構からお客様に文書をお届けする際に、職業や会社名をお聞きすることはありません。
現金を詐取するもの
1.日本年金機構の職員を名乗る男性が、お客様の自宅に国民年金保険料を集金に来るので、毎月現金を支払っていた。集金に来なくなったので年金事務所に照会したところ、当機構の職員が訪問して国民年金保険料を集金した事実はなく、日本年金機構の職員をかたった国民年金保険料の詐取であることが発覚した。
ここがポイント!!
- 日本年金機構職員及び委託事業者が訪問する際は、必ず日本年金機構が発行した写真付き身分証明書を携行し、お客様に掲示いたします。
2.年金事務所の職員を名乗る男性が、お客様の自宅を訪問し「滞納している保険料を支払わないと差押えする」と言われ、お客様は男性に現金を支払ってしまった。その際、後日送付すると言われた領収書が届かないため年金事務所に照会したところ、年金事務所の職員をかたった保険料の詐取であることが発覚した。
ここがポイント!!
- 現金をお預かりしたら、その場で必ず「領収証書」を発行します。
3.「保険料の納めすぎによる還付金があります」「給付金が戻るので手続きするように」などと近くのATM(現金自動預け払い機)に行くよう指示されたため、銀行名、口座番号などを教え、現金を振り込んだ。
ここがポイント!!
- 銀行口座番号や振込先などをお聞きすることはありません。
- ATMの操作や現金の振り込みを指示することはありません。
4.「年金の手続きが済んでいないので、代わりに手続きをしてあげる。手数料が必要」などと言われ、現金を渡した。
ここがポイント!!
- 日本年金機構の職員が行う公的年金の手続きに手数料は一切かかりません。また、職員が代行で手続きを行うことはありません。
5.年金事務所の職員を名乗り、「保険料還付金の手続きについて連絡をするため、指定のLINEアカウントを登録してほしい。」などと日本年金機構になりすましたLINEアカウントの登録を指示された。
ここがポイント!!
- LINEで手続きについてご案内することはありません(日本年金機構の公式LINEアカウントは存在しません)。