扶養親族等申告書の電子申請(パソコンによる操作方法)
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更新日:2025年9月4日
扶養親族等申告書の電子申請のパソコンでの操作方法を説明します。スマートフォンでの操作方法、電子申請を利用するための手続き、お問い合わせ先等、その他の詳細は、「個人の方の電子申請(扶養親族等申告書)」をご覧ください。
- 1.扶養親族等申告書の電子申請の説明動画(パソコン版)
- 2.扶養親族等申告書の電子申請の入力方法(パソコン版)
- 3.電子申請した扶養親族等申告書の確認と再提出方法(パソコン版)
- 4.扶養親族等申告書のペーパーレス化登録(解除)(パソコン版)
1.扶養親族等申告書の電子申請の説明動画(パソコン版)
「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」の電子申請の手続きについて、説明動画を用意しました。手続きの参考としてください。
マイナポータルの「年金」画面デザインの変更にともない、動画内の画面イメージが実際の画面と異なる部分があります。
【継続】前年の扶養親族等申告書を提出した方
【新規】前年の扶養親族等申告書を提出していない方
2.扶養親族等申告書の電子申請の入力方法(パソコン版)
(1)対象年金の選択
ねんきんネットの申告書の入力画面に遷移すると、申告書の送付対象となる年金が表示されます。申告書の申請を行う年金を選択し、「作成する」ボタンを押します。
入力画面への遷移方法は、「個人の方の電子申請(扶養親族等申告書)」の「3.扶養親族等申告書の電子申請」をご覧ください。
対象年金が複数ある場合
老齢基礎・厚生年金と退職共済年金の両方を受給しており、どちらも源泉徴収対象となる場合等、源泉徴収の対象となる年金が複数ある場合、対象の年金が複数行表示されます。
扶養親族等に関する控除を受けることを希望する年金を選択し、「作成する」ボタンを押します。
申告書は年金の種類ごとに作成しますので、複数の申告書を提出する場合は、一方の年金について申告書の提出が完了したら、対象年金の選択画面に再度入り、もう一方の年金の申告書を作成します。
対象年金が複数ある方は、最終的には翌年に確定申告により所得税を精算することになりますが、複数の申告書の提出有無により、確定申告の際に所得税の追加納付や還付が発生することがあります。
どちらの申告書にも扶養親族等を入力して提出した場合
それぞれの年金から人的控除(配偶者控除など)を受けることになり、確定申告の際に所得税を追加納付しなければならなくなることがあります。
片方のみの申告書に扶養親族等を入力して提出した場合
申告書を提出していないもう一方の年金については、人的控除はないものとして源泉徴収税額が多く徴収されますので、確定申告により所得税の還付を受けられることがあります。
(2)申告内容の入力
前年分の申告書を提出している方
- 前年の申告内容の確認
前年分の申告書を提出している方には、「前年の申告内容の確認・変更内容の入力」が表示されます。これを押すと、同じ画面に前年の申告内容が表示されます。
各欄の「詳細情報」横の「開ける」ボタンを押すと、詳細が表示されます。
提出する申告内容が前年から変更があるか確認します。
- 変更内容の入力
今回の申告内容が前年から変更がない場合、変更内容の入力は行わず、画面の一番下の「申告書の内容確認」を押します。
前年から変更ありで申請する場合は、該当項目を変更、追加入力して「申告書の内容確認」を押します。
対象者情報の削除・追加をする場合
入力した(または前年申告内容にある)配偶者、扶養親族等を対象外として削除する場合、対象者欄の下部にある「配偶者(または扶養親族等)情報を削除する」を押します。
扶養親族等を新たに追加する場合は、「対象者を追加する」ボタンを押すと、新たな入力欄が表示されます。
入力内容の一時保存をして入力画面から離れる場合
入力途中で作成画面から別の画面に遷移した場合やねんきんネットからログアウトした場合、入力内容は破棄されます。入力内容を保持したまま、作成画面から遷移やログアウトをしたい場合は、作成画面の下部にある、「申告情報を一時保存する」ボタンを押します。
その後、作成画面に再度遷移し、「一時保存した申告情報を読み込む」ボタンを押すと、入力欄に一時保存した情報が入力された状態で再開できます。ただし、入力していたマイナンバーは保存されないため、再入力が必要です。
前年分の申告書を提出していない方
前年分の申告書を提出していない方の場合、「前年の申告内容の確認・変更内容の入力」は表示されず、入力欄が表示されます(各欄の「詳細情報」横の「開ける」ボタンを押すと入力項目が表示されます)。
必要項目を入力し、画面下部にある「申告書の内容確認」を押します。
(3)申告内容の確認
- 入力内容(前年から変更なしの場合は前年の内容)が表示されます(変更内容を入力した項目は色付きで表示されます)。
- 画面をスクロールして内容をすべて確認し、間違いがなければ、「申告書を提出する」を押します。
間違いがある場合は「申告内容を修正する」を押すと、入力のページに戻ります。
(4)電子署名の付与と提出の完了
- 年金受給者ご本人のマイナンバーカードと署名用電子証明書のパスワード(英数字6桁~16桁)を用意し、「電子署名を付与する」を押します。
- マイナポータルの画面の案内に従って、署名用電子証明書のパスワードを入力し、年金受給者ご本人のマイナンバーカードを読み取り装置にセットして読み取ります。
- これで提出完了となります。
提出された申告書に基づいて、年金から所得税の源泉徴収を実施し、その結果は翌年1月に送付する源泉徴収票に記載されます。提出完了画面からは、その源泉徴収票を電子送付で受け取るように設定することができます。
3.電子申請した扶養親族等申告書の確認と再提出方法(パソコン版)
電子申請した扶養親族等申告書の受付状況はマイナポータルで確認できます。
電子申請した扶養親族等申告書の内容の確認、誤りがあった場合の再提出はねんきんネットで実施できます。
(1)提出した電子申請の受付状況の確認
提出が完了した申告書の受付状況は、マイナポータルで確認することができます(提出されてから確認できるようになるまで時間がかかる場合があります)。また、マイナポータルにメールアドレスを登録している方は、申請状況が更新されるとメールで通知されます。マイナポータルへのメールアドレスの登録方法はマイナポータル操作マニュアル(外部リンク)等をご覧ください。
- マイナポータルにログインし、トップページの「やること」を選択します。
- 電子申請により提出した申請書の状況が表示されます。
表示される状況はそれぞれ以下のとおりです。
- 「完了」申請書の処理がすべて完了しています。
- 「要再申請」申請を受け付けましたが、申請に不備があり、再申請が必要です。もう一度申請をお願いします。
- 「処理中」申請を受け付け、日本年金機構において内容の確認等処理を行っているところです。完了になるまでお待ちください。すべての処理が完了するまで時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
- 対象の申請書を選択すると、詳細が表示されます。
「要再申請」の場合は詳細画面から再申請画面に進むことができます(画面イメージは実際のパソコン画面と異なる場合があります)。
(2)申請済み申告書の確認と再申請
申請が完了した申告書の内容を確認する場合は、マイナポータルからねんきんネットのトップページに進みます。
- マイナポータルにログイン(※)し、トップページの「年金」を選択し、遷移後のページ内の関連情報の中の「ねんきんネットTOP」を選択します。
※再提出を行うためには、マイナンバーカードの読み取り装置が必要です。
→ねんきんネットに遷移します。
- ねんきんネットのトップページの「届書を申請する」を選択します。
- 「届書を申請する」画面の「届書を電子申請する」を選択します。
- 「申請済みの届書を確認する」の「確認する」を選択します。
- 「申請済みの届書一覧」で確認する申請を選択し、「照会」を選択します。
→申告内容が表示されます。
- 提出した申告書の内容に入力誤りがある(※)場合、画面下部の「申告内容を修正し再提出する」を選択すると、申告書の入力画面に進みます。誤った項目を修正し、再度申告書を提出してください。
※申告書の提出後に扶養状況が変化した場合、申告書を再提出するのではなく、翌年に確定申告をすることによって所得税を精算してください。
4.扶養親族等申告書のペーパーレス化登録(解除)(パソコン版)
(1)紙の扶養親族等申告書の送付の省略(申告書のペーパーレス化)
老齢年金が源泉徴収対象となる方には、毎年9月以降に、日本年金機構から扶養親族等申告書をお送りしています。電子申請にて申告書を提出すると、翌年以降は紙の申告書の送付を省略し、マイナポータルのお知らせのみをお送りします(以下「ペーパーレス化」といいます)。ペーパーレス化の対象の方から提出期限までに申告書の提出がない場合は、別途書面でご案内します。
紙の申告書の送付が不要な方は、事前にペーパーレス化登録を行うこともできます。逆に、電子申請にて申告書を提出した場合でも、紙の申告書の送付を希望する場合は、ペーパーレス化の解除を行うことができます。
ペーパーレス化の登録をしていても、電子申請が行えない場合がありますのでご注意ください。電子申請できるかどうかは「電子申請の対象者」をご覧ください。
(2)ペーパーレス化の登録(解除)
- マイナポータルにログインし、トップページの「年金」を選択し、遷移後のページ内の「通知書のペーパーレス化」を選択します。
事前にマイナポータルとねんきんネットの連携手続きが必要です。連携手続きについては、「マイナポータルからの利用登録方法」をご覧ください。
- 「申告書のペーパーレス化の希望の登録/変更」の「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」について、「ペーパーレス化する」または「ペーパーレス化しない」のいずれかを選択し、「登録/変更内容を確認する」を選択します。
なお、申告書を電子申請で提出していると、「ペーパーレス化する」が初期設定されています。
- 入力内容を確認後、「入力内容を登録する」を選択してください。
(3)ペーパーレス化の登録期限
扶養親族等申告書のペーパーレス化は、毎年7月末日までに登録(解除)すると、9月以降にお送りする翌年分の申告書を送付するかどうかに反映します。