個人の方の電子申請(扶養親族等申告書)

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更新日:2024年7月8日

1.扶養親族等申告書の電子申請の説明動画

「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」の電子申請の手続きについて、説明動画を用意しました。手続きの参考としてください。

【継続】前年の扶養親族等申告書を提出した方

再生時間15分32秒
02分32秒~オンライン提出の事前準備
06分05秒~申告書の作成画面への入り方
08分28秒~申告書の作成
10分43秒~提出する申告書の内容確認
11分27秒~電子署名の付与
12分17秒~提出完了

【新規】前年の扶養親族等申告書を提出していない方

再生時間14分51秒
02分28秒~オンライン提出の事前準備
06分00秒~申告書の作成画面への入り方
08分24秒~申告書の作成
10分02秒~提出する申告書の内容確認
10分46秒~電子署名の付与
11分36秒~提出完了

2.電子申請を利用するために必要な手続き

電子申請の手続きを行う前に、以下の設定が必要です。

  • 「署名用電子証明書のパスワード」の設定
  • マイナポータルの利用者登録
  • マイナポータルとねんきんネットの連携

設定方法は、「マイナポータルを利用した電子申請(年金の受給)」をご覧ください。

3.扶養親族等申告書の電子申請

電子申請の対象者

日本年金機構から、扶養親族等申告書(以下「申告書」という)が送付される方が電子申請の対象となります。
対象となる年に受給する年金の額が一定額(65歳以上の受給者の場合は158万円、65歳未満の受給者の場合は108万円)に満たない方は、申告書の提出の必要がないため、日本年金機構からの申告書の送付対象外であり、電子申請は利用できません。
ただし、日本年金機構からの申告書の送付対象であっても、以下の方は電子申請の対象外となるため、従前どおり紙の申告書の提出が必要となります。

  • 旧法老齢年金(昭和61年4月1日以前に受給権が発生した老齢年金)を受給している方(旧公社(JR・JT・NTT)および農林共済の記録が機構に移管された旧法退職年金は除く)
    →旧法老齢年金を受給している方はねんきんネットが利用できないため。
  • 国外に居住する配偶者または扶養親族を控除対象とする方
    →添付書類が必要となるため。

対象の方には日本年金機構から申告書を郵送する際に電子申請のご案内をお送りしています。

電子申請の手続きの流れ

電子申請の手続きは、事前にマイナポータルとねんきんネットの連携手続きを行っているかどうかによって流れが異なります。

(1)マイナポータルとねんきんネットの連携手続き済みである場合

  • 機構からマイナポータルへお知らせを送付します。(マイナポータルにメールアドレスを登録している方は、お知らせの到着はメールで通知されます。マイナポータルへのメールアドレスの登録方法は新規ウインドウで開きます。マイナポータル操作マニュアル(外部リンク)等をご覧ください。)
  • マイナポータルへのログイン後、トップ画面の「お知らせ」から、お知らせの詳細画面を経由してねんきんネットに連携することで、申告書の入力画面に遷移します。
  1. マイナポータルにログインし、トップ画面の「お知らせ」を選択します。
  1. お知らせ一覧の中で、日本年金機構からの申告書に関するお知らせを選択します。
    お知らせ内容を確認し、「申請」を選択します。→ねんきんネットの扶養親族等申告書の入力画面に遷移します。

(2)まだ連携手続きをしていない場合

マイナポータルのマイページのトップ画面の「年金」からねんきんネットに連携することで、申告書の入力画面に遷移します。

  1. マイナポータルにログインし、マイナポータルとねんきんネットの連携手続きを行います。
    連携手続きについては、「マイナポータルからの利用登録方法」をご覧ください。
  2. マイナポータルのトップ画面の「年金」を選択します。
  1. 「年金を請求する方・年金を受給している方の手続き(ねんきんネット)」を選択します。
    →ねんきんネットの電子申請の「届書の選択」画面に遷移します。
  1. ねんきんネットの「届書の選択」画面で「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」について、「作成する」を押します。
    →ねんきんネットの申告書の入力画面に遷移します。

4.扶養親族等申告書の電子申請の入力方法

(1)対象年金の選択

ねんきんネットの申告書の入力画面に遷移すると、申告書の送付対象となる年金が表示されます。申告書の申請を行う年金を選択し、「作成する」を押します。

対象年金が複数ある場合

老齢基礎・厚生年金と退職共済年金の両方を受給しており、どちらも源泉徴収対象となる場合等、源泉徴収の対象となる年金が複数ある場合、対象の年金が複数行表示されます。
扶養親族等に関する控除を受けることを希望する年金を選択し、「作成する」を押します。
申告書は年金の種類ごとに作成しますので、複数の申告書を提出する場合は、一方の年金について申告書の提出が完了したら、対象年金の選択画面に再度入り、もう一方の年金の申告書を作成します。
対象年金が複数ある方は、最終的には翌年に確定申告により所得税を精算することになりますが、複数の申告書の提出有無により、確定申告の際に所得税の追加納付や還付が発生することがあります。

どちらの申告書にも扶養親族等を入力して提出した場合

それぞれの年金から人的控除(配偶者控除など)を受けることになり、確定申告の際に所得税を追加納付しなければならなくなることがあります。

片方のみの申告書に扶養親族等を入力して提出した場合

申告書を提出していないもう一方の年金については、人的控除はないものとして源泉徴収税額が多く徴収されますので、確定申告により所得税の還付を受けられることがあります。

(2)申告内容の入力

前年分の申告書を提出している方

  1. 前年の申告内容の確認
    前年分の申告書を提出している方には、「前年の申告内容の確認・変更内容の入力」が表示されます。これを押すと、同じ画面に前年の申告内容が表示されるので、提出する申告内容が前年から変更があるか確認します。
  1. 変更内容の入力
    今回の申告内容が前年から変更がない場合、変更内容の入力は行わず、画面の一番下の「申告書の内容確認」を押します。
    前年から変更ありで申請する場合は、該当項目を変更、追加入力して「申告書の内容確認」を押します。
対象者情報の削除・追加をする場合

入力した(または前年申告内容にある)配偶者、扶養親族を対象外として削除する場合、対象者欄の下部にある「配偶者(または扶養親族)情報を削除する」を押します。

扶養親族を新たに追加する場合は、「対象者を追加する」を押すと、新たな入力欄が表示されます。

入力内容の一時保存をして入力画面から離れる場合

入力途中で作成画面から別の画面に遷移やねんきんネットからログアウトすると、入力内容は破棄されます。入力内容を保持したまま、作成画面から遷移やログアウトしたい場合は、作成画面の下部にある、「申告情報を一時保存する」を押します。

その後、作成画面に再度遷移し、「一時保存した申告情報を読み込む」を押すと、入力欄に一時保存した情報が入力された状態で再開できます。ただし、入力していたマイナンバーは保存されないため、再入力が必要です。

前年分の申告書を提出していない方

前年分の申告書を提出していない方の場合、「前年の申告内容の確認・変更内容の入力」は表示されず、入力欄が表示されます。
必要項目を入力し、画面下部にある「申告書の内容確認」を押します。

(3)申告内容の確認

  1. 入力内容(前年から変更なしの場合は前年の内容)が表示されます(変更内容を入力した項目は色付きで表示されます)。
  1. 画面をスクロールして内容をすべて確認し、間違いがなければ、「申告書を提出する」を押します。
    間違いがある場合は「申告内容を修正する」を押すと、入力のページに戻ります。

(4)電子署名の付与と提出の完了

  1. マイナンバーカードと署名用電子証明書のパスワード(英数字6桁~16桁)を用意し、「電子署名を付与する」を押します。
  1. マイナポータルの画面の案内に従って、署名用電子証明書のパスワードを入力し、端末にマイナンバーカードをかざして読み取ります。
  2. これで提出完了となります。
    提出された申告書に基づいて、年金から所得税の源泉徴収を実施し、その結果は翌年1月に送付する源泉徴収票に記載されます。提出完了画面からは、その源泉徴収票を電子送付で受け取るように設定することができます。

5.電子申請した扶養親族等申告書の確認と再提出方法

電子申請した扶養親族等申告書の受付状況はマイナポータルで確認できます。
電子申請した扶養親族等申告書の内容の確認、誤りがあった場合の再提出はねんきんネットで実施できます。

(1)提出した電子申請の受付状況の確認

提出が完了した申告書の受付状況は、マイナポータルで確認することができます(提出されてから確認できるようになるまでタイムラグがあります)。また、マイナポータルにメールアドレスを登録している方は、申請状況が更新されるとメールで通知されます。マイナポータルへのメールアドレスの登録方法は新規ウインドウで開きます。マイナポータル操作マニュアル(外部リンク)等をご覧ください。

  1. マイナポータルにログインし、トップ画面下部の「やること」を選択します。
  1. 電子申請により提出した申請書の状況が表示されます。
    表示される状況はそれぞれ以下のとおりです。
  • 「完了」申請書の処理がすべて完了しています。
  • 「要再申請」申請を受け付けましたが、申請に不備があり、再申請が必要です。もう一度申請をお願いします。
  • 「処理中」申請を受け付け、日本年金機構において内容の確認等処理を行っているところです。完了になるまでお待ちください。すべての処理が完了するまでお時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
  1. 対象の申請書を選択すると、詳細が表示されます。
    「要再申請」の場合は詳細画面から再申請画面に進むことができます。

(2)申請済み申告書の確認と再申請

申請が完了した申告書の内容を確認する場合は、マイナポータルからねんきんネットのトップページに進みます。
ねんきんネットのトップページから「申請済みの届書を確認する」を選択します。申告内容に誤りがあり、修正して提出する場合は、「申告内容を修正し再提出する」を押すと作成画面に進みます。

申請済み申告書の確認方法

次のボタンを押すとマイナポータル(外部リンク)に移動します。

6.扶養親族等申告書のペーパーレス化登録(解除)

(1)紙の扶養親族等申告書の送付の省略(申告書のペーパーレス化)

老齢年金が源泉徴収対象となる方には、毎年9月以降に、日本年金機構から扶養親族等申告書をお送りしています。電子申請にて申告書を提出すると、翌年は紙の申告書の送付を省略し、マイナポータルのお知らせのみをお送りします(以下「ペーパーレス化」といいます)。ペーパーレス化の対象の方が提出期限までに申告書の提出がない場合は、別途書面でご案内します。
紙の申告書の送付が不要な方は、事前にペーパーレス化登録を行うこともできます。逆に、電子申請にて申告書を提出した場合でも、紙の申告書の送付を希望する場合は、ペーパーレス化の解除を行うことができます。

(2)ペーパーレス化の登録(解除)

  1. マイナポータルにログインし、トップページの「年金」を選択し、遷移後のページ内の「トップページ(ねんきんネット)」を選択します。
    事前にマイナポータルとねんきんネットの連携手続きが必要です。連携手続きについては、「マイナポータルからの利用登録方法」をご覧ください。
  1. ねんきんネットのトップページの「通知書のペーパーレス化」を選択します。
  1. 「申告書のペーパーレス化の希望の登録/変更」の「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」について、「ペーパーレス化する」または「ペーパーレス化しない」のいずれかを選択し、「登録/変更内容を確認する」を選択します。
    なお、申告書を電子申請で提出していると、「ペーパーレス化する」が初期設定されています。
  1. 入力内容を確認後、「入力内容を登録する」を選択してください。

(3)ペーパーレス化の登録期限

扶養親族等申告書のペーパーレス化は、毎年7月末日までに登録(解除)すると、9月以降にお送りする翌年分の申告書を送付するかどうかに反映します。

7.扶養親族等申告書のお問い合わせ先

一般的なお問い合わせは「扶養親族等申告書相談チャット」へ

申告書に関するお客様からのお問い合わせに対し、対話形式により自動で24時間いつでも対応します。
以下のバナーをクリックすると、相談チャット(対話形式により自動で対応するサービス)のページへ移行します。

よくあるご質問

具体的なお問い合わせは「扶養親族等申告書お問い合わせダイヤル」へ

相談チャットやQ&Aで解決しない、個別・具体的なお問い合わせは「扶養親族等申告書お問い合わせダイヤル」またはお近くの年金事務所にご相談ください。
0570-081-240(ナビダイヤル)

お問い合わせ時間

  • 月曜日:午前8時30分~午後7時00分
  • 火曜日~金曜日:午前8時30分~午後5時15分(月曜日が祝日の場合は、翌日以降の開所日初日に午後7時00分まで)
  • 第2土曜日:午前9時30分~午後4時00分

なお、土曜日、日曜日、祝日(第2土曜日を除く)、12月29日~1月3日はご利用いただけません。

留意事項

  • お問い合わせの際は、年金証書等、基礎年金番号のわかるものをご用意ください。
  • 050から始まる電話でおかけになる場合は「(東京)03ー6837ー9932」にお電話ください。
    通常の通話料金がかかります。市外局番を省略する等、電話番号間違いが発生しています。先頭の「03」を省略しないようご注意ください。
  • 申告書の提出に関するご相談は市町村、厚生労働省などでは対応できませんので、お問い合わせの際はお気を付けください。

その他のお問い合わせ先

マイナンバーカードに関すること

申請方法等のマイナポータルの操作方法に関すること

8.扶養親族等申告書を紙で提出したい場合

申告書を電子申請で提出した場合は紙の申告書を提出する必要はありません。
紙の申告書で提出したい場合は、以下をご覧ください。

提出が必要かどうかは以下の「扶養親族等申告書の提出」をご覧ください。

紙の扶養親族等申告書の提出を希望される方で、日本年金機構からお送りした扶養親族等申告書をき損または紛失した方は、こちらから扶養親族等申告書をプリントアウトし、必要事項を記入のうえ、提出してください。