ねんきん定期便に表示されている年金額が昨年の見込額より少ないのですが、どうしてですか。
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更新日:2023年4月4日
お答えします
ご自身の加入状況の変化や適用される年金給付水準などにより前年より少ない金額で表示されることがあります。
加入状況の変化
50歳以上の方のねんきん定期便に表示している「老齢年金の種類と見込額(年額)」は、「これまでの年金加入期間」に加え、「最近の月別状況です」※の最終月時点の年金制度に、60歳到達の前月まで継続して加入し保険料を納めると仮定して計算しています。
例えば、厚生年金保険に加入している方は、昨年から標準報酬月額が下がった場合や、昨年から賞与の支給がなかった場合等、加入状況の変化により「老齢年金の種類と見込額(年額)」が昨年より少ない場合があります。
※59歳の方は、「これまでの『年金加入履歴』」をご覧ください。
年金給付水準の変化
ねんきん定期便に表示している年金額の計算に当たっては、作成年月日の属する年度の年金給付水準が適用されます。年金給付水準は、前年の全国消費者物価指数を本年度の年金額に反映させること(物価スライド)により決められますので、年度ごとに異なります。
給付水準の変化により年金額が前年度より引き下げられたときで、以下のような場合は年金額(見込額)が昨年より少ないことがあります。
- 50歳未満の方であり、「これまでの年金加入期間」が前年と同月である場合(年金制度未加入や、国民年金保険料を前納している等)
- 50歳以上の方であり、昨年から国民年金に加入中の場合(昨年から納付状況が変わらない場合)
- 50歳以上の方であり、厚生年金保険に加入中で、標準報酬月額が昨年と変動していない場合