年金記録問題とは?

ページID:140030-141-292-453

更新日:2024年2月15日

年金記録問題とは

平成19年、年金手帳などに記載されている基礎年金番号に統合されていない記録(持ち主不明の年金記録)約5,095万件の存在が明らかになりました。
この記録は、平成9年にそれまでそれぞれの公的年金制度ごとに異なる番号で管理していた年金記録を基礎年金番号に統合した際に、様々な理由により古い番号のままで残っていた記録でした。

また、この他、紙台帳等で管理していた年金記録をコンピュータに転記する際に、正確に転記されていないケースなども見つかっています。

これまでの取り組みと統合作業の状況

これまで日本年金機構では、「ねんきん特別便」や「ねんきん定期便」などの送付による確認のお願いのほか、紙台帳等とコンピュータ記録の突合せや、お客様がインターネットで自分の年金記録を確認できる「ねんきんネット」の導入などをすすめてきました。

これまでの取り組みの結果、約5,095万件の持ち主不明の年金記録の解明状況は以下のとおりです。

どのような場合に「もれ」や「誤り」となったか

これまでに記録が解明された際の具体的な事例を分析していくと、年金記録に「もれ」や「誤り」がある可能性が高い事例として、11の例があることがわかりました。

このうち「退職後、結婚し姓が変わった」、「いろいろな名前の読み方がある」、「転職のたびに年金手帳が発行された」に該当する事例が全体の約9割を占めています。