どんな高い壁に直面しても
仲間とともに一歩ずつ前へ。

大手前年金事務所
地域調整課
課長

2001年入庁

CAREER MODEL
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公的機関で働く兄の姿の影響もあり、公共性の高い仕事に就きたいと考え社会保険庁に入庁。現在は大手前年金事務所の地域調整課長として、管内年金事務所のみならず、関係機関との連絡調整に従事し、近畿エリアの円滑な業務を支えている。休日は愛犬とのお出かけや子供たちの部活動の応援、趣味の草野球でリフレッシュしている。

2001年1月〜2009年12月

  • 天王寺社会保険事務所 健康保険給付課、総務課
  • 大阪社会保険事務局 総務部 総務課、企画課

困難に直面した際に
先輩の背中を見て組織のあり方を学ぶ

入庁後は、天王寺社会保険事務所で高額療養費等の審査業務を行う部署や、文書の収受、職員が加入する共済組合等の手続き業務を行う部署を経験。慣れない社会人生活に苦労しながらも、先輩の指導のもと事務所が果たすべき役割を学びました。そして、2004年に配属されたのが大阪府内の事務所を統括する大阪社会保険事務局です。本庁から通達された行動指針を広く浸透させる企画調整業務に挑戦しました。業務に従事する中で挫けそうになる場面も度々ありましたが、何かと気にかけ励ましてくれる先輩から困難な時にこそ支え合いが大切であることを学びました。

2010年1月〜2012年9月

  • 大阪事務センター 厚生年金適用第1グループ、記録審査グループ

膨大な知識修得に努める毎日も
子どもの笑顔が何よりのパワーに

日本年金機構発足と同時に配属されたのが大阪事務センターです。多数の年金記録の整備に関する事務処理等をどう対応していくべきかが最重要課題でした。私自身の経験や知識だけでは、より正確かつ効率的な処理プロセスの構築は難しく、様々な職員からご意見を頂きながら進めました。短期間で膨大な知識習得に努めることとなりましたが、待望の第一子が誕生したのもこの頃のこと。慌ただしい毎日でしたが、家族のために頑張ろうと決意し、乗り越えることができました。

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2012年10月〜2018年3月

  • 貝塚年金事務所 厚生年金徴収課
  • 和歌山東年金事務所 国民年金課

機構内外と連携した施策によって
力を結集することの大切さを実感

貝塚年金事務所では、自身初となる厚生年金徴収課に配属されました。保険料徴収業務では各職員に担当が割り振られ納付指導を進めることが一般的ですが、仲間とともに困難を乗り越えてきた経験から力を結集することが大切だと確信。初期対応から滞納処分まで状況に応じながら職員同士が柔軟に協力し合える体制を整えたことで、保険料収納率向上を実現しました。そして2016年からは大阪府を離れ、和歌山東年金事務所の国民年金課に配属となりました。国民年金においては各市町村との連携が重要となるため、「免除制度・納付猶予制度」等に関して、市役所や町役場との協力体制を構築しました。

2018年4月〜2021年3月

  • 近畿地域第一部 運営グループ

お客様と職員の安心を第一に
コロナ禍であらためて初心に立ち返る

2018年に東京の本部へ赴任となりました。近畿地域第一部運営グループとして、大阪府、奈良県、和歌山県にある各年金事務所に対して訪問による指導や各種質問・相談に応える毎日を過ごしていた最中、新型コロナウイルスの感染が世界各地に広がり始めます。オリンピックの延期が決定したり、特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されたりと日本中に混乱が広がる中、本部ではこれからの年金事務所の行動指針をどうすべきかといった議論がとめどなく行われていました。3密を避ける生活様式というこれまでにない概念に困惑しながらも、「お客様と職員の安心が第一」という初心に改めて立ち返る貴重な経験となりました。

2021年4月〜

  • 天王寺年金事務所 国民年金課 課長
  • 大手前年金事務所 地域調整課 課長

根拠を持って仲間を巻き込み
お客様に信頼される組織づくりを

天王寺年金事務所の国民年金課長を経て、現在は近畿エリアを代表する大手前年金事務所の地域調整課長を務めています。その主な役割は2つ。1つ目が近畿を代表して大阪国税局や近畿厚生局をはじめとした関係機関と連携を深め、各事務所の職員が円滑かつ効率的に各種業務を実施できる環境を整える連絡調整です。2つ目が管内の年金事務所や関係機関との調整を行い、年金制度を広く周知する地域年金展開事業です。どちらの業務においても機構内外の連携が極めて重要となるため、根拠を持って仲間を巻き込み物事を進めることを大切にしています。今後は「国民生活を支える制度を守る」意志と、「時代に合わせたニーズに柔軟に対応していく」挑戦を胸に、より多くのお客様にご満足いただける組織づくりに貢献していきます。

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MESSAGE

人々の安心を未来につなぐ
事業スケールの大きさが魅力です。

私たちが支えている年金制度は、人々が安心できる生活を送るために欠かせない制度です。そのため事業スケールが大きく、年金支給額は53兆円を超え日本の名目GDPの約1割に相当します。また、高齢者世帯の平均所得の約6割が年金であり、生活を支える大切な収入源となっていることは言うまでもないでしょう。国民生活を支える責任の大きい仕事ではありますが、その分やりがいも大きく充実した社会人生活を送れるはずです。若い世代の皆さんとともにこれからの年金制度を支え、安心を次の世代につないでいけることを楽しみにしています。

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